1925年の創立以来、熊本を地盤にした地方銀行として地域経済の発展に寄与している肥後銀行。植樹や水田湛水・水源涵養事業などの環境保全活動にも早くから関わってきました。2020年にはSDGsの実現と地域課題の解決を目指し「ひぎんSDGs私募債」の取り扱いを開始。環境と経済の両方向から持続可能な社会の実現に向け歩みを進めています。
「ひぎんSDGs私募債」は、SDGsに取り組む企業を金融面で支援するとともに、企業と肥後銀行が一体となってSDGsに基づく地域課題の解決を目指すことを目的にしています。具体的には、私募債発行額の0.2%を企業が指定した学校や団体に寄付、またはメディアで企業のSDGsへの取り組みをPRすることで、SDGs推進に貢献しています。2022年2月までに活用した90社の中から、ここでは2社をご紹介します。
熊本地震や令和2年7月豪雨の際に、DPAT(災害派遣精神医療チーム)として被災者の心のケアに取り組んできました。さらに2022年2月から障がい児向けの訪問看護ケアを開始し、利用者のQOL(生活の質)向上に貢献しています。
また、施設内照明のLED化や太陽光発電、蓄電池を活用したエネルギーマネジメントシステムの導入、電子カルテや自動会計システムなどのIT化も進めています。
当社が取り組むSDGs
GOALS 3 ・ DPAT等被災者の心のケア ● 企業向けメンタルヘルス チェック活用サポート
GOALS7 ・LED、太陽光発電、蓄電池を活用した施設づくり
GOALS 10 ・ 障がい児向け訪問看護ケア
創業以来、建物設備の保守管理業務に関する独自技術を研鑽。「迅速・丁寧・安全に」をモットーに、24時間態勢でお客様のニーズにお応えすることで信頼関係を構築し、自社の持続可能性の向上に繋げています。
社員の資格取得や技術力の向上を支援するなど人材育成にも積極的に取り組んでおり、確かな技術とノウハウで地域のインフラを支え続けています。
当社が取り組むSDGs
GOALS 4・社員の資格取得、技術向上支援(資格奨励金等)
GOALS 11・社会インフラを支え、地域のまちづくりに貢献
GOALS 17・お客様、お取引先とのパートナーシップ構築
今年1月、託麻支店(東区御領)にSDGs展示ブースが登場しました。紹介されているのは、肥後銀行が2020年4月から開始した「企業向けSDGsコンサルティング業務」で支援をした企業のSDGsへの取り組みや、SDGsの理解や推進につながる情報です。楽しく、分かりやすく伝えられるようスタッフが工夫しながら掲示しています。今後は地域の子どもたちのSDGsに関する自由研究なども紹介したいと考えており、地域、人、企業をつなぐコミュニティ・スペースを目指しています。
30支店に「わくわく油田スポット」と称した使用済み天ぷら油の回収スペースを設置しています。回収した油は環境負荷の少ない良質なバイオディーゼル燃料として再生され、地産地消のエネルギーとして地域に還元。移動店舗車「ハモニカー」の燃料としても活用しています。2021年4月〜22年1月までに集めた油は1372リットルで、そのうち70%に当たる960リットルがバイオディーゼルとして再生されたことで、約2トンのCO2削減につながっています。