企業の取り組み

阿蘇の草原再生・保全をけん引して豊かな未来へ

阿蘇グリーンストックが生命資産と位置付ける阿蘇の緑の大地

　阿蘇グリーンストックは昨年、熊本県ＳＤＧｓ登録事業者に認定されました。阿蘇の草原にかかわる取り組みの中核団体として県民、行政、企業などと連携・協力し阿蘇の草原再生・保全をけん引。持続可能な環境と歴史的景観の維持および世界文化遺産への登録も推進しています。

２月上旬〜５月にかけて行われる阿蘇の野焼きの様子。枯れ草を焼き払い、新しい草の芽立ちを助けることで美しい草原を維持することができます

野焼き支援ボランティア初心者研修会で行われる「火消し棒」作りのワークショップ。火消し棒とは、野焼きの残り火を叩いて消す道具です

　阿蘇の草原維持において、欠かせない重要な営みが野焼きです。しかし、当事者の地元牧野組合は後継者不足などで毎年の作業継続が難しい状況。そこで阿蘇グリーンストックは１９９９年から「野焼き支援ボランティア」の確保に取り組んできました。今では県内外から毎年平均のべ２５００人以上が参加しています。夏と冬に初心者研修会も実施しており、２月５日に開いた研修会には48人が参加。野焼きの意義や内容について説明後、野焼きの道具「火消し棒」作りのワークショップも行われました。

　次回の初心者研修会は８月下旬を予定しています。HP等でご確認ください。