1953年にラジオ、59年にテレビを放送を開始した、県内民放で最初の放送局です。以来、地域密着の番組づくりを大切にしています。昨年、地域メディアを通してSDGsを推進していく国連の取り組み「SDGメディア・コンパクト」に加盟。SDGsの地域の旗振り役として、積極的な情報発信や達成への支援活動を行っています。
熊本放送は昨年4月1日にSDGs宣言を行いました。その中の4つの重点項目のうちの一つが「地域社会の持続的発展のため放送・イベントを通じて社会課題の解決に取り組みます」というもの。その実現に向け、同社は「地域“共創”」というキーワードを掲げています。象徴的な活動の一つが、地域コミュニティの交流拠点となる「子ども食堂」の応援プロジェクトです。県内で活動する団体を対象としており、今年度は17団体を支援しました。来年度は4月中旬に募集を開始します。
また、防災情報を充実させ、安心して暮らせる町を“共に創る”ために、「デタポン」の普及にも力を入れています。「デタポン」とはテレビのデータ放送を利用して自治体から発表された住民情報を表示できる、県内の民放で唯一のサービスです。2月現在、八代市・人吉市・山鹿市・合志市・美里町が参加しています。